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いくつになってもテレビっ子

いくつになってもテレビっ子

シリーズ続刊出るといいな、スラクサス

書籍名:魔術探偵スラクサス
著者名:マーティン・スコット:内田昌之訳
出版社:ハヤカワFT文庫306

感想:
世界幻想文学大賞も、懐が広いというか何というか。幻想文学かというと
ちょっとうなずけない人もいるかもしれない。
ともかく、舞台設定は確かにファンタジーだ。魔法と剣と、ドラゴンとエルフと。
でも道具立ては探偵小説だ。しかも、ちょっとひねくれた。
舞台設定が違えばブレランみたいな話になったかもしれない。
ドラッグと組織、次々と起こる殺人、なぜかつけねらわれる主人公。
おお、なんだか映画みたいだぞ。(笑)
でも主人公が腹の出た中年男で、ビールをこよなく愛し、
かみさんに逃げられたとあってはおよそファンタジーの感じじゃない。
まあ、舞台設定の違うダ・ペかも。けっこういけました。
本場ではもうシリーズかなっているそうなので、期待しています。
お薦めできます。


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